2014年8月26日火曜日

第3回Chieko shadowbox教室 作品展がはじまりました。


本日より、第3回Chieko Shadowbox教室作が
無事開催いたしました。
この日を迎える為に生徒さんが心を込めて
制作してきました。

主催者Chiekoよりごあいさついたします。

シャドウボックスは、画家が描いた絵(平面)を元に、
シャドウボックス作家が(立体)に作り上げるアートです。
欧米独自の文化と思われがちですが、実は日本でも『立版古(たてばんこ)』というシャドウボックスに似たようなものが、江戸時代中頃にはあったようです。
名前の通リ立てる版古(錦絵)は、錦絵を切って組み立てたもので。多くは歌舞伎の舞台をミニチュア化したものや、風景、風物がモチーフとなったようです。私達日本人がシャドウボックスに夢中になるのはある程度
DNAレベルかも知れません。

一般的には原画の書き手(画家)とシャドウボックスの作り手は異なりますので、私達シャドウボックス作家は
『画家の心情、絵の意味や動きを読み取り、元来の風合い損ねないようにまた、更に美しいものに発展させるよう大切に作っていきます。』具体的な作り方は、複数プリントされている同じ絵をパーツごとに何枚も切り出しそれを原画に忠実に積み重ねて立体を構成します。パーツの紙は平面なのですが、積み重ねて出来た上がったものは立体となり、
遠近感もでます。



このような綿密で時間のかかる作業は私達にとって必然な事なのですが、これを追い求めるとすてきな
偶然が生まれるのです.......
今回のテーマは『積み重ねの美』
この独自な方法を用いて作り上げた作品に更にもう一つ.....
スポットライトを当て、光を重ねます。
すると、重なり合った造形に微妙な陰影ができ、作品に新たな表情が生まれます。
これを追い求めると素敵な偶然が生まれます。




ライトが当たって出来た影
必然と偶然、紙と紙、陰と影、そして積年の経験
まさしく『積み重ねの美』となりました。

積み重ねの美は作品だけではありません。今回作品展をおなうに当たり大勢の方のお力をお借りしております。
『人の力や気持ち』を積み重ねて作品を作り、本日を迎える事ができました。御礼方々ご紹介いたします。
シャドウボックスの普及にご賛同いただき、
絵を提供して下さいました画家の先生方
サカモト リョウ様
かおかおパンダ様
ドンナ・モーゼス(シャドウボックス協会名誉会長)

次に沢山にアドバイスを頂戴しました、恩師である
小田有香先生(3D Art Circle YUCCA主宰)
その門下であるマスターの先生2名からは友情出展として作品をご提供頂きました。高度な技術と表現力による素晴らしい作品は、私達を含め生徒達も励みになります。

そして最後になりましたが、本日ここへ足を運んで下さいました皆様。
作品をご覧いただき、お言葉を頂き、このめぐり合わせが次に作品創りへの原動力となります。それを力に、私達はこれからも様々なジャンルの絵をシャドウボックス作品にして、『作り出す楽しみ』を広げると共に『立体の表現の追究』を切磋琢磨し、技術を高めてゆきます。

本当にありがとうございました。


Cheiko Shadowbox主宰 市川千恵子









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